結論：オーシャントリコ センズシャンプーのメリット・デメリット
いきなり結論からいくぞ。
オーシャントリコ センズシャンプーのメリット・デメリットを紹介していく。
時間がない方はここだけ見てくれよな。
デメリット
・高い（330ml/2200円）
・独特のニオイ（アジア雑貨屋みたいなニオイ、俺は苦手）
・スースーする（冬は無理）
メリット
・高い脱脂力のわりに低刺激（メンズ・オイリーさんに最適）
・ハリコシが出る
・フケ・かゆみを防ぐことができる
・高価な成分を惜しげもなく配合
成分的にはすごくいいよ。
ただかなり高いよね。
この値段さえ許容できれば、メンズやオイリーさんには自信を持ってオススメすることができるぞ。
ただ俺的には独特なニオイが受け付けなかったな…
実際使ってみた レビュー
レビュー1 香りは？
香りは独特だな。
素直にいいニオイとは言いにくい、アジア雑貨屋さんのような渋い香りだ。
好き嫌いが分かれるだろうな。
ちなみに俺は苦手だったな。
レビュー2 泡立ちは？
泡立ちはメンズ用だけあってすごくいいよ。
少々スタイリング剤がついてても、モコモコ泡立つな。
気持ち良く洗えるな。
レビュー3 肝心の使用感・洗い上がりは？
使用感は普通。
変にキシんだりゴワついたりはないぞ。
洗い上がりはサッパリ系。
メントール配合なのでスースーするのだが、これがけっこう強いのよ。
苦手な人は注意が必要だな。
なんか洗えたかんじはするけどな。
脱脂力もけっこうあるので、乾燥肌の方には向かないな。
成分を全力解析
オーシャントリコセンズの成分はこんなかんじだ。
水、ラウラミドプロピルベタイン、スルホコハク酸(C12 -14)パレス-2Na、コカミドメチルMEA、エタノール、ラウロイルアスパラギン酸Na、ヒトサイタイ血幹細胞化培養液、 ヒト毛根幹細胞培養液 ヒトオリゴペプチド-1、 ヒトオリゴペプチ ドー13、ヒトオリゴペプチド-5、加水分解アナツバメ巣エキス、プラセンタエキス、ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド、加水 分解ウマ羊膜エキス、アセチルテトラペプチド-3、アカツメクサ花エキス、アセトパクター/ イチョウ葉発酵エキス、ショウガ根エキス、 セレブロシド、加水分解ケラチン (羊毛)、パンプサアルンシナセア葉エキス、カワラタケエキス、乳酸桿菌/ダイコン根発酵液、サッカロミセス/(黒砂糖/プラセンタエキス) 発酵液、サッカロミセス/パイナップル果汁/コラーゲン) 発酵液、シゾサッカロミセス/イチジ ク果実発酵液、水溶性コラーゲン、コメ発酵液、ポリクオタニウムー 10、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、シクロヘキサン-1, 4 -ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール PCA-Na、PPG-3 カプリリルエーテル、ビス (C13-15 アルコキシ)PGアモジメチコン、メントール、ハッカ油、デキストラン、グリセリン、クエン酸、 キサンタンガム、塩化Na、EDTA-2Na、トコフェロール、o- シメン-5-オール、BG、フェノキシエタノール、香料
黄色い所がシャンプーの「命」洗浄成分だな。
洗浄成分の解析
それではまずシャンプーの「命」、洗浄成分を細かく解説していくぞ。
メイン洗浄成分 ラウラミドプロピルベタイン
こいつが一番多く配合されてるメイン成分だな。
脱脂力は普通くらい。
泡立ちも良く、粘り気がある。
ベビーソープにも使われるくらい低刺激な成分だな。
サブ洗浄成分 スルホコハク酸(C12 -14)パレス-2Na
かなり脱脂力の高い洗浄成分だな。
しかし皮膚刺激は「ラウレス硫酸」のように強くはない。
脱脂力が高く皮膚刺激は少ない…そう、オイリーな方にピッタリな洗浄成分なんだな。
ただ、刺激は少ないといっても、洗浄力はかなりあるので、乾燥肌やアトピーの方には向かない成分だな。
サブ洗浄成分 ラウロイルアスパラギン酸Na
とても高価なアミノ酸系洗浄成分だな。
弱酸性で低刺激。
泡立ちも良く、すすぎやすいという、とても優れた洗浄成分だ。
他洗浄成分の刺激を緩和するという効果もあるため、補助的に配合されてるかんじだな。
洗浄成分まとめ
非常に好感の持てる洗浄成分だな。
「メンズ用だからとにかく脱脂力が強ければいいんでしょ？」というものとは一線を画する。
ある程度の脱脂力を有しながらも、低刺激な成分でまとめられているな。
乾燥肌の方には向かないが、メンズ・オイリーさんには自信を持ってオススメできるぞ。
頭皮ケア・育毛成分の解析
洗浄成分はサッパリ系ながら低刺激で非常に良かったな。
では頭皮ケア・育毛成分はどうだろう？
細かく解説していくぞ。
頭皮ケア成分 ヒトサイタイ血幹細胞化培養液・ヒト毛根幹細胞培養液
ヒトの幹細胞を培養して得られる希少な成分だな。
毛周期の正常化、白髪予防、保湿などが期待出来るぞ。
しかも書かれている順番的に、この希少な成分をかなりの高濃度で配合しているものと思われる。
詳しく知りたい方は、販売元である「ホルス」さんのHPを見てくれよな。
毛根幹細胞とは、毛包中腹部のバルジ領域や毛球部に存在し、毛髪を構成する組織の基となっている細胞です。毛髪が生える土台である毛包の形成や、毛母細胞などの各細胞組織に分化することで、毛髪の成長に深く関与しています。ホルスの毛根幹細胞培養液は、健常な日本人由来の毛根幹細胞を培養して得られる上清液で、採取から製造まですべて日本国内で行なっております。
株式会社ホルスHP
頭皮ケア成分 ヒトオリゴペプチド-1、 ヒトオリゴペプチ ドー13、ヒトオリゴペプチド-5
成長因子とか、線維芽細胞増殖因子とか呼ばれる成分だな。
きちんと説明するととてつもなく長くなるので簡単に言うと、「頭皮がふっくら若々しくなる」成分だ。
メンズ・エイジング世代に最適な成分と言えるな。
「FGF-1」化粧品成分名は、「ヒトオリゴペプチド-13」と表示される美容成分。
FGF-1は、154個のアミノ酸から形成されるタンパク質の一種で、生まれながらに備わっているコラーゲンを作る「線維芽細胞」の再生・増殖にかかわる成分。
簡単に言うと『コラーゲンの種』のような成分である。
線維芽細胞は、コラーゲン・エラスチンを作り出す細胞で、お肌の弾力に欠かせない役割を果たしている。
真皮層の約80％がコラーゲンで形成されているが、加齢とともに弾力が失われてしまう原因の１つは、線維芽細胞の減少により、作り出されるコラーゲン量も減少してしまうためと言われている。
お肌は異なる2つの層からできている。お肌の外側の表皮をサポートする成分がEGFであり、FGF-1は、お肌の内側の「真皮層」をサポートする成分である。
deramariseホームページより引用
育毛成分 ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド
疑似ミノキシジルと言われる成分。
ミノキシジルの分子構造を変えることで副作用が起こりにくく安全と言われているな。
しかし安全になったぶんミノキシジルよりも効果が薄いと言われているんだな。
▼詳しくは専門サイトからどうぞ
ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド
頭皮の血行促進作用により、発毛・育毛に必要な栄養が届きやすくなります。
また毛母細胞を活性化するためヘアサイクルが正常になり、現在生えている髪を太く抜けにくくし、新しい髪を生み出す力をアップさせる効果が期待できます。しかし発毛には血行促進が必要で、ミノキシジルの血圧降下作用が大きく関わっていたため、その作用がなくなったものでは発毛効果が薄れ、単独では発毛に至らないケースもままあるようです。
リカラHPより引用
育毛成分 アセチルテトラペプチド-3、アカツメクサ花エキス【キャピシル】
この2つの複合成分で通称「キャピシル」という成分だ。
あのみんな知ってる「ミノキシジル」の3倍もの育毛効果があると発表された成分だ。
3000円台の育毛シャンプーや、育毛剤によく配合されているな。
▼生体実験でも実証されているぞ。
キャピシル論文翻訳
キャピシルは脱毛プロセスを抑制、防止し、発毛を促進します。
生体外実験の結果、ミノキシジルよりも発毛に優位性のあることが実証されました。
臨床データでは、毛髪成長期の休止に対する役割を上昇させることで脱毛症を改善させることが明らかになりました。
「キャピシル」はミノキシジルの安心できる代替え品となり、より早い結果をもたらします。
hatumou life引用
・5aリラクターゼを抑制し、男性ホルモンのテストステロンがＤＨＴに変質するのを抑制→毛包の縮小化が起こらない。
hatumou life引用
・ＥＣＭタンパク質の再生→よりよい毛髪の固着
・炎症の抑制→正常な毛髪サイクル
頭皮ケア・育毛成分まとめ
お値段なり、いや、お値段以上の頭皮ケア成分を配合しているな。
3000円以上のシャンプーに見劣りしないものになっている。
独特のニオイと値段さえ許容できれば、メンズ全般・薄毛が気になる方にも自信を持っておすすめできるぞ。
ついでにトリートメントもチェック
水、グリセリン、セテアリルアルコール、ジメチコン、パルミチン酸イソプロピル、エタノール、ミネラルオイル、ステアルトリモニウムクロリド、 イソノナン酸イソトリデシル、ヒトサイタイ血幹細胞化培養液、ヒト毛根幹細胞順化培養液、ヒトオリゴペプチド-1、 ヒトオリゴペプチド-13、ヒトオリゴペプチド-5、加水分解アナツバメ巣エキス、プラセンタエキス、ヒロリジニルシアミノピリミジンオキシド、加水分解ウマ羊膜エキス、アセチルテトラペプチド-3、アカツメクサ花エキス、アセトバクター/イチョウ葉発酵エキス、ショウガ根エキス、セレブロシド、加水分解ケラチン (羊毛)、バンブサアルンジナセア葉エキス、カワラタケエキス、乳酸菌/ダイコン根発酵液、 サッカロミセス/黒/プラセンタエキス)発サッカロミセス/ パイナップル果汁/コラーゲン) 発酵液、シゾサッカロミセス/イチジク果実発液、水溶性コラーゲン、プラセンタ脂質、オリーブ果実油、ハチミツ、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、チャ種子油、アルガニアスピノサ核油、シア脂、ヘマチン、コメ発酵液、ベタイン、ジラウロイルグルタミン酸 リシンNa、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、 PCA-Na、PPG-3カプリリルエーテル、アクリルアミドプロピルトリ モニウムクロリド/アクリレーツコポリマー、ポリクオタニウム-33、マ ルチトール ヤシアルカン、(C15-19) アルカン、ジメチコノールイソヘキサデカン、メントール、ハッカ油、デキストラン、キトサンステアラミドヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、 コセス-7、イソステアリン酸ソルビタン、シクロペンタシロキサン、PEG-90M キサンタンガム、ビドロキシエチルセルロース、カラメル、乳酸、トコフェロール、EDTA-2Na、 BG、フェノキシエタノール、香料
シャンプー同様豪華な頭皮ケア成分を配合している。
一見素晴らしいトリートメントなのだが…
よく分からないのは、頭皮につくと危険な成分がベースになっている点だ。
4級カチオン界面活性剤の「ステアルトリモニウムクロリド」なんだが、こいつは髪に吸着してハリコシを出し、手触りを良くする優れた成分なんだが、皮膚には危険な成分なんだよ。
美容師目線から言わせてもらうと、このトリートメントは絶対に頭皮にはつけないほうがいい。
となると、育毛成分や、頭皮ケア成分は無意味になってしまう…
素晴らしい成分をリッチに配合しているのに、なんとももったいないトリートメントだな。
特にハイダメージ毛のメンズ以外はシャンプーのみでいいかも。
オーシャントリコ センズシャンプーまとめ
・香りが独特、好き嫌いが分かれそう（アジア雑貨屋っぽい）
・スースー感強め
・泡立ちは良い
・洗い上がりはハリコシ感強めのサッパリ系
・洗浄成分は低刺激かつ脱脂力強め
・頭皮ケア・育毛成分は3000円台のシャンプーと遜色なし
