結論:アンドハニー カラーシャンプーのメリット・デメリット
いきなり結論からいくぞ。
アンドハニー カラーシャンプーのメリット・デメリットを紹介していく。
時間がない方はここだけ見てくれよな。
デメリット
・香りが甘ーい&キツい(メンズ・大人の女性は向かないかも)
・なかなかのお値段(440ml/¥1.500前後)
・飛び抜けてカラーの退色を予防するとは思えない
・トリートメントは頭皮に刺激のある成分も
メリット
・甘い香りが翌日まで残ってほしい人にはアリ
・ダメージ毛もそれなりに落ち着く
・良くもないが、特別悪くもない。「アンドハニー」シリーズのファンなら使ってみてもいいかも
飛び抜けた特徴のない、良い意味でも悪い意味でもバランスのとれたシャンプーだ。
肝心のカラーケア成分も一応「レブリン酸」という、サロンでの酸熱トリートメントに使われる成分が入ってはいるが、シャンプーに入っているからといって効果があるのかは疑問が残る。
そもそも「酸熱トリートメント」とは、強酸の薬液を塗布し、高熱のアイロンで髪質を変えてしまう施術なんだ。(トリートメントの定義とは…?)
極少量シャンプーに配合されているからといって、いったいどんな劇的な効果があるんだろうな?疑問だな
まあこのへんは開発者に訊いてみないとはっきりとは言えないな。
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実際使ってみた レビュー
レビュー1 香りは?
香りはキャンディーみたいに甘ーい。
そしてかなり強い香りだ。
若い女性にハマりそうなものだな。
翌日もかなり残るよ。
大人の女性や、メンズには不向きかな。
レビュー2 泡立ちは?
泡だちはすごく良いよ。
モコモコのきめ細かい泡質だ。
気持ち良く洗えるな。
レビュー3 肝心の使用感・洗い上がりは?
使用感はツルツル。
キシみ・ゴワつきはいっさい感じなかったな。
肝心の仕上がりは、しっとり重ため。
カラー毛や広がるダメージ毛に向いてるな。
逆にふわっとボリュームがほしい人には不向きかな。
成分を全力解析
アンドハニー カラーコントロールシャンプーの成分はこんなかんじだ。
水,ラウラミドプロピルベタイン,ラウロイルメチルアラニンNa,オレフィン(C14-16)スルホン酸Na,コカミドプロピルベタイン,コカミドメチルMEA,ココイル加水分解ケラチンK(羊毛),ハチミツ,ハチミツエキス,加水分解ハチミツタンパク,グルコノバクター/ハチミツ発酵液,プロポリスエキス,ローヤルゼリーエキス,加水分解ローヤルゼリーエキス,アルガニアスピノサ核油,レブリン酸,ケラチン(羊毛),スズランエキス,加水分解シルク,ヒアルロン酸クロスポリマーNa,ヤシ油アルキルグルコシド,白金,ミリスチルベタイン,ココイルグルタミン酸TEA,ポリクオタニウム-10,ポリクオタニウム-47,EDTA-2Na,塩化Na,水酸化K,クエン酸,ペンテト酸5Na,グリセリン,酸化銀,リン酸Na,リン酸2Na,炭酸水素Na,フィチン酸,PPG-7,安息香酸Na,ペンチレングリコール,ヒドロキシアセトフェノン,BG,DPG,フェノキシエタノール,香料
黄色い所がシャンプーの「命」洗浄成分だな。
洗浄成分の解析
それではまずシャンプーの「命」、洗浄成分を細かく解説していくぞ。
メイン洗浄成分 ラウラミドプロピルベタイン
どのシャンプーにも配合されてるありきたりな成分だ。
洗浄力も強すぎず弱すぎず普通。
アミノ酸系のような目立ったコンディショニング効果はないが、低刺激で安全な成分ではあるぞ。
サブ洗浄成分 ラウロイルメチルアラニンNa
こちらはしっとりサラサラの質感を付与してくれる優秀な洗浄成分。
洗浄力はマイルド。
皮膚刺激もほとんどなく安全な成分だな。
3000円台のシャンプーにも普通に使われているリッチな成分だぞ。
サブ洗浄成分 オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
これは脱脂力がかなり強い成分。
あのラウレス硫酸と同程度の脱脂力があるんだな。
特別危険というほどでもないが、やはり乾燥肌の人などは避けた方がいい成分だな。
サブ洗浄成分 コカミドプロピルベタイン
これもどのシャンプーにも配合されているありきたりな成分。
洗浄力も普通くらい。
泡立ちが良く粘り気がるので、泡立ちと増粘の補助として配合されているかんじだな。
ベビーソープに使われるくらい安全な成分ではあるぞ。
洗浄成分まとめ
強すぎず弱すぎず、普通の洗浄力だ。
脱脂力が強いスルホン酸系も入ってはいるが、補助的になので気にするほどでもないかな。
超乾燥肌の人などは避けた方がいいかもな。
良い意味でも悪い意味でも特徴のない普通の洗浄成分だ。
一番記事にしにくいタイプの成分だな(笑
保湿・補修成分の解析
洗浄成分は低刺激でなかなか良かったな。
では保湿・補修の成分はどうだろう?
細かく解説していくぞ。
ハリコシ成分 ココイル加水分解ケラチンK(羊毛)
こいつは3000円代のシャンプーにもよく使われる高価な成分だ。
厳密には界面活性剤(洗浄成分)なのだが、すばらしいコンディショニング効果があるんだよ。
しっとりサラサラの質感を付与しつつ、ハリコシが出るんだな。
▼2014年に成和化成によって検証結果が報告されている。
– ヒト使用試験 –
事前に20-60代の女性23名を対象に髪質に関するアンケート調査を行い、
髪のボリュームに関して「出したい」または「気にならない」と回答した11名の女性被検者に25%ココイル加水分解ケラチンK配合シャンプーを7日間連用してもらい、使用感についてアンケート調査を行った。その結果、70%以上の使用者が「髪質が変化した」と回答し、
「髪質が変化した」と回答した使用者のうち38%が「ボリュームアップ・ふんわり」、38%が「しっとり・まとまり」、12%が「ツヤ」、12%が「さらさら」と回答した。
このような試験結果が明らかにされており、ココイル加水分解ケラチンKにしっとり感によるなめらかさ、ツヤ、ボリュームアップによるヘアコンディショニング作用が認められています。
保湿成分 加水分解ハチミツタンパク
ハチミツに含まれるタンパク質を加水分解したものだな。
要は、より吸収しやすくするために分子を小さくしたタンパク質だ。
保湿作用があり、髪・頭皮ともにしっとりした質感を付与してくれるぞ。
▼詳しくは専門サイトでどうぞ
加水分解ハチミツタンパク とは?
ハチミツに含まれるタンパク質を加水分解したものです。
ハチミツの成分のほとんどは水分とショ糖ですが、その中の花粉には微量のナイアシン、葉酸、ビタミンC、亜鉛、鉄、銅などが含まれています。
それらは体内に取り込みやすい活性型なので、摂取すると少量でも健康に良いと考えられています。
また高い保湿効果があり、水分を維持するエモリエント作用があります。
ビタミンやミネラルの働きで皮膚の老化を防ぎ、皮脂の分泌量をコントロールするのでニキビの予防や改善にも良いといわれます。
髪に使用すれば、表面に薄い膜を作って刺激から保護し、髪の水分が蒸発しないよう閉じ込める作用も期待できます。
抗菌作用もあるので頭皮に雑菌が繁殖するのを防ぎ、抗酸化作用で紫外線による活性酸素から髪を守る助けとなります。
さらに、ハチミツにはアミノ酸が非常に豊富に含まれており、髪のメラニン色素を作る材料となるフェニルアラニンやチロシンも摂取することができます。
しかしタンパクは水に溶けにくいので、これらの有効成分を簡単に取り入れるために加水分解することで分子を小さくし、より溶けやすく浸透しやすくしています。
リカラHPより引用
エイジング成分 アルガニアスピノサ核油
「アルガンオイル」のことだな。
高い※抗酸化作用のほかに、柔らかいツルツルした質感を付与してくれるぞ。
頭皮の老化防止、髪の質感向上に効果的な成分だな。
※ 抗酸化作用とは…ストレスなどで発生する「※活性酸素」を除去し、体が酸化することを防ぐ作用。
※活性酸素とは…強い酸化力を持った酵素。タンパク質・DNAなどに作用し、老化の原因になる。
アルガニアスピノサ核油はサラッとした感触で皮膚親和性が高く、閉塞性により皮膚の水分蒸発を抑え、その結果として皮膚や毛髪に柔軟性や滑らかさを付与するエモリエント性を有していることから、各種クリーム、メイクアップ製品、ヘアケア製品、ネイル製品などに汎用されています。
化粧品成分オンラインより引用
酸熱成分 レブリン酸
こいつが「カラーケア成分」として配合されている成分だな。
サロンの酸熱トリートメントでもよく使われる成分だ。
髪にハリコシが出て、表面的なツヤも付与してくれる有能な成分なんだな。
ただサロンでは高濃度の薬剤を塗布後、高温のアイロンで「水抜き」という作業を行い疎水化させるんだ。
シャンプーに極少量配合されているからといってカラーの退色を抑えられるか?と言われると疑問だな。
しかしとても有効な成分であることは間違いないぞ。
レブリン酸は髪にとって、どういいのでしょうか?
それは、髪の毛にハリやコシ、柔軟性、自然なツヤを取り戻せることです。
カラー施術やパーマ施術をした髪はバランスを崩していると言えます。そんなダメージヘアの余分な水分を取り除きながら、髪内部までしっかり浸透してサポートするのがレブリン酸の効果、役目です。
また、カラーの色落ちも少なく、いろんなメニューとも併用できます。レブリン酸の効果は髪を健康的な疎水状態にすることにありますから、他にも、髪表面にあるキューティクルにも働きかけ、枝毛や切れ毛の予防になります。艶やかで健康的な髪はボリュームアップして見えるかもしれません。さらに、髪の状態が疎水になっていれば、髪を乾かすのも早くなります。
保湿・補修成分まとめ
結論、普通に良い成分のシャンプーだよ。
ただ飛びぬけてはいない。
値段的にもどうかな…?というかんじだな。
目玉の「レブリン酸」にしても、カラーの退色を防げるかと言われたら微妙。
しかし、保湿・補修成分もしっかり配合されているし、悪いシャンプーではないのは間違いない。
カラーのダメージ毛・広がるクセ毛の人なんかは試してみる価値はあるぞ。
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ついでにトリートメントもチェック
水,ステアリルアルコール,セテアリルアルコール,ジメチコン,ベヘントリモニウムクロリド,グリセリン,ハチミツ,ハチミツエキス,加水分解ハチミツタンパク,グルコノバクター/ハチミツ発酵液,プロポリスエキス,ローヤルゼリーエキス,加水分解ローヤルゼリーエキス,アルガニアスピノサ核油,レブリン酸,ケラチン(羊毛),ラベンダー花エキス,加水分解シルク,ゼイン,ヒアルロン酸クロスポリマーNa,ヤシ油アルキルグルコシド,ステアルトリモニウムクロリド,クエン酸,クエン酸Na,ステアリン酸エチルヘキシル,イソステアリン酸Na,(ジイソステアリン酸/ポリヒドロキシステアリン酸/セバシン酸)ポリグリセリル-4,パルミチン酸エチルヘキシル,アモジメチコン,イソプロパノール,EDTA-2Na,BG,DPG,フェノキシエタノール,香料
結論から言うと、普通に良いトリートメント。
飛びぬけた特徴はないが、あえて言うならしっとり重ためのトリートメントだな。
ベースに髪表面を強力にコーティングする成分(4級カチオン界面活性剤)。
その他、メインのハチミツタンパクや、アルガンオイル、ヒアルロン酸クロスポリマーなど、カラー毛、ダメージ毛をしっかり補修してくれる成分がそろっている。
やはりシャンプー同様広がるダメージ毛やカラー毛に向いているといえるな。
⚠注意してほしいこと
このトリートメントは髪をコーティングする成分、シリコーンと【4級カチオン界面活性剤】がベースになっている。
特に4級カチオン界面活性剤は、ダメージ毛などに有効な成分なのだが、肌に刺激のある成分なんだよ。
絶対に頭皮にはつけないように注意してくれよな。
あと流す時に背中などにもつきやすいので、ロングの敏感肌の方などは要注意だぞ。
多少ならついても大丈夫なので、よーく流すなど工夫してくれな。
アンドハニー カラーコントロールリペアまとめ
・香りは強い&甘い(悪いニオイではない)
・使用感はツルツル
・広がるダメージ毛もかなり落ち着く
・洗浄力は中の上
・カラーの退色を防げるかは疑問
・トリートメントはしっとり重ため
・トリートメントの香りも強い&甘い
「めちゃいい!絶対おすすめ!」とまではいかないが、悪くはない商品だったな。
香りが気に入って、広がるダメージ毛の人なんかは試してみる価値はあると思うよ。
ボリュームがほしい人・超乾燥肌の人などには向かないかもね。
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