✔この記事でわかること
- AGA治療薬の種類と違い
- それぞれの薬がどんな人に向いているのか
- 医師に相談する前に知っておきたい基本知識
AGA治療薬は大きく3種類ある

AGA(男性型脱毛症)の治療薬には、大きく分けて以下の3種類があるんだ。
種類 | 主な作用 | 内服 / 外用 | 推奨度(ガイドライン) |
---|---|---|---|
フィナステリド | 抜け毛を防ぐ | 内服 | 推奨度A |
デュタステリド | フィナステリドの上位互換 | 内服 | 推奨度A |
ミノキシジル | 発毛を促進する | 外用 or 内服 | 外用は推奨度A、内服は非推奨 |
フィナステリド|まずはここから
特徴
- 5αリダクターゼII型(悪さをする男性ホルモン)を抑制し、DHT(抜け毛の原因)の生成を抑えることで抜け毛を防ぐ
- 副作用が少なく、AGA初期の治療に最も使われている
メリット
- 比較的安価(ジェネリックなら月3,000円台も)
- 日本皮膚科学会でも推奨度A
デメリット
- 発毛効果は乏しく、あくまで「抜け毛を防ぐ」役割
- 性欲減退などの副作用が少数ながら報告されている
デュタステリド|進行している人に
特徴
- フィナステリドが抑制するII型に加え、I型も抑制することでより強力なDHT抑制効果がある
メリット
- フィナステリドより効果が高い(約1.6倍との研究も)
- 進行したAGAにも対応できる
デメリット
- 副作用がやや出やすい(性機能関連、肝機能の値など)
- 一部クリニックでは高価(5,000円〜/月)
ミノキシジル|発毛を促す唯一の成分
特徴
- 血管拡張作用により、毛根に栄養が届きやすくなる
- 外用薬は一般的、内服薬は自己責任での使用が多い
メリット
- 発毛効果が期待できる
- 外用薬はドラッグストアでも購入可能
デメリット
- 単独使用では抜け毛を止められないため、フィナステリドなどとの併用が推奨される
- 内服は副作用リスク(多毛・心拍数増加など)がある
自分に合う治療薬の選び方

状況 | おすすめの薬 |
AGAの初期(予防目的) | フィナステリド |
抜け毛が止まらない・進行中 | デュタステリド+ミノキシジル外用 |
発毛効果を強く求める | フィナステリド or デュタ+ミノキシジル内服 |
副作用が気になる | フィナステリド(最も軽度) |
まとめ:まずは基本から、段階的に

AGA治療薬には、それぞれ明確な役割と対象者が存在する。
無理に全部を試すのではなく、まずは基本のフィナステリドから始め、変化に応じて段階的に治療を進めるのが失敗しないコツだ。
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