どうも!ジェイミーの長坂です。
「シャンプーやカラーの成分が皮膚から吸収されて体内に溜まる」 そんな**「経皮毒(けいひどく)」**という言葉を耳にしたことはありませんか?
結論から言うと、経皮毒は医学的・科学的な根拠が一切ない**「造語」**です。美容師歴30年の長坂が、この言葉がいかに矛盾しているかを解説していきますよ。
目次
1. 「経皮毒」は医学界に存在しない言葉
驚くかもしれませんが、医学の世界にも美容の世界にも「経皮毒」という用語は存在しません。
シャンプー、リンス、入浴剤、洗剤などの日用品に含まれる成分が皮膚を通して体に毒として蓄積されるという説は、科学的な裏付けがありません。
2. 「肝臓を通らないから解毒されない」は医学的に間違い

経皮毒を主張する人がよく使うロジックに、「口から入った毒は肝臓で解毒されるが、皮膚から入った毒は直接血流に乗って蓄積される」というものがあります。
しかし、この理論は完全に破綻しています。
「皮膚から入ると排泄されない」という理屈は、人体の仕組みを無視した誤解です。
3. 具体的な「実例」や「データ」が一切ない
経皮毒が危険だと言うのであれば、以下の疑問に答えられるはずですが、その説明は一切なされていません。
- どの臓器に蓄積するのか?
- 具体的にどんな病気を引き起こすのか?
- どの程度の量で害が出るのか?
また、日用品が普及している先進国と、普及していない発展途上国を比較すると、日用品を日常的に使っている国の方が圧倒的に平均寿命が長いという事実があります。もし日用品が毒だとしたら、この事実は説明がつきません。
4. なぜ「経皮毒」という噂が広まるのか?
「何となく怖い」という不安を煽り、特定の高価な「無添加・安全」を謳う商品を売るためのマーケティングとして使われているケースが非常に多いのが現状です。
まとめ:正しい情報を見極める力を

- 経皮毒は医学用語ではない。
- 皮膚から入ったものも、体内で正しく代謝・排出される。
- 不安を煽る情報には、具体的なデータがあるか確認する。
「経皮毒」という言葉を使って不安を煽る動画や記事を見かけたら、まずはその情報の信憑性を疑ってみることが大切ですね!
”参考サイト 「日本石鹸洗剤工業会」HP”
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