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結論:2023リニューアル ボタニスト(モイスト)はこんなシャンプー
ズバリ!クセ毛・ボリュームを抑えたい方に向いているな
460ml/1.540円 1mlあたり3.34円
保湿に特化した尖ったシャンプーだな。
成分表を見れば一目瞭然だが、普通は「水」の次に「洗浄成分」が並ぶところ、このボタニストモイストは「水」の次が「グリセリン」なんだ。
水の次に保湿剤がくる成分表なんてなかなかお目にかかれないぞ。
個人的には中途半端な商品よりも、明確な意図が感じられて非常に好感が持てるな。
※成分表は配合量が多い順に書かれている
実際使ってみた レビュー
レビュー1 香りは?
表記では「アプリコットとジャスミンの香り」となっているな。
さっぱり想像できないが、めっちゃいい香りだぞ。
ただ自然派イメージで押してるわりには、超甘い、強めの香りだ。
苦手な方もいるかもな。
メンズにはちょっときびしいな。
レビュー2 泡立ちは?
泡立ちはめっちゃ良いよ。
きめ細かいモコモコの泡だな。
まあ泡立ちなんて品質にはなんも関係ないけどな。
レビュー3 肝心の使用感・洗い上がりは?
使用感はキシみゴワつきとは無縁。
ツルッツルの感触だ。
洗い上がりは、しっとり落ち着くかんじ。
クセ毛で広がる方なんかにピッタリだな。
逆にペタっとなっちゃう方には向かないな。
→しっとり系でコスパ・成分ともにほんとにビビったのはこれかな
成分を全力解析
洗浄成分の解析
まずはシャンプーの「命」、洗浄成分の解析をしていくぞ。
メイン洗浄成分 コカミドプロピルベタイン
ほどほど洗浄力がある成分だな。
皮膚刺激も少なく安全な成分だ。
どのシャンプーにも配合されているありきたりな成分だな。
サブ洗浄成分 ココイルメチルタウリンNa
アミノ酸系洗浄成分だ。
皮膚刺激もほとんどなく安全な成分だぞ。
アミノ酸系の中ではそこそこ洗浄力が強く、「アミノ酸系シャンプーではペタっとなちゃうのよねー」なんて方にはピッタリの成分だぞ。
サブ洗浄成分 ラウロイチルメチルアラニンNa
洗浄力のマイルドなアミノ酸系洗浄成分だな。
こちらも皮膚刺激はほとんどなく安全な成分だ。
特筆すべきはそのコンディショニング効果。
洗浄成分でありながら、しっとりサラサラな質感を付与してくれるぞ。
サブ洗浄成分 ラウラミドプロピルベタイン
そこそこの洗浄力がある成分だ。
しかしベビーソープに使われるくらい皮膚刺激の少ない安全な成分ではあるぞ。
粘り気のある成分なので、増粘や泡立ちの補助としてほんの少し配合されてるかんじだな。
サブ洗浄成分 ラウロイルサルコシンNa
こいつはアミノ酸系洗浄成分ではあるのだが、結構強い洗浄力を持つ成分なんだ。
刺激やアレルギーの可能性があるとも言われているな。
高い気泡力があるため、洗浄力と泡立ちの補助としてほんの少し配合されているのだとは思うのだが、なぜこの成分なのか?ちょっと俺には分からないな。
順番的に配合量はごく少量だと思われるので、過剰に心配することはないが、アトピーなどの方はよーくゆすぐことをオススメするぞ。
サブ洗浄成分 ラウレス-4カルボン酸Na
酸性石けん系と呼ばれる成分だ。
弱酸性で低刺激ながら、石けん系と同様そこそこの洗浄力を持つ。
オイリーさんにぴったりな成分なんだな。
刺激を抑えつつ洗浄力をアップさせるために補助的に配合されてるかんじだな。
洗浄成分まとめ
低刺激ながら、そこそこ洗浄力のある成分でまとめられているな。
バランスいいよ。
「アミノ酸系シャンプーだとペタっとなちゃう」って方でも使えるぞ。
一つ刺激のある成分も含まれてはいるが、順番的に見ても配合量はごく少量だと思われるので、気にしすぎることはないかな。
一応よくゆすぐことを心掛けてほしいな。
保湿・補修成分の解析
洗浄成分はなかなか良かった。
ではその他の補修・保湿成分はどうだろう?
ひとつひとつ解説していくぞ。
保湿成分 グリセリン
↑でも書いたが、このシャンプーの一番特徴的な成分がこいつだ。
「グリセリン」自体はありふれた成分なんだが、特筆すべきはその配合量。
水の次に多く含まれている。
普通のシャンプーは水の次は洗浄成分なんだ。
水の次が「グリセリン」なんて、なかなか尖ったシャンプーだな。
その効果は、2016年に坂本薬品工業によって検証結果が報告されているぞ。
– ヒト使用試験 –
23℃および相対湿度50%の環境制御された部屋で、健常な皮膚を有する女性被検者の前腕の各領域にそれぞれ10%多価アルコール溶液および水0.03gを40秒間適用し、適用3分,10分,30分,1時間,2時間および8時間で角層水分量の経時変化を静電容量値で測定した。
これらの手順を5回繰り返し、各領域における測定の平均を算出したところ、以下のグラフのように、
10%グリセリン溶液の塗布は、塗布直後から高い角層水分量の増加を示し、塗布8時間後においても高い角層水分量を保持することが確認された。
化粧品成分オンライン
このような検証結果が明らかにされており、グリセリンに角層水分量増加による保湿作用が認められています。
補修成分 スフィンゴ糖脂質
頭皮のバリア機能を修復したり、毛髪の内部・表面を補修し強度を高めてくれる神成分だ。
バリア機能修復については、2017年にキューピーによって検証結果が報告されているぞ。
– ヒト使用試験 –
8名の被検者の前腕および上腕に5%ドデシル硫酸ナトリウムを塗布することによりバリア機能が低下した乾燥肌を誘発し、この乾燥部位に0.5%スフィンゴ糖脂質を含む5%グリセリン水溶液を、プラセボとして5%グリセリン水溶液をそれぞれ4日間にわたって1日2回塗布し、2日おきに角層水分量および経表皮水分蒸散量を測定したところ、以下のグラフのように、
0.5%スフィンゴ糖脂質を含む5%グリセリン水溶液塗布部位は、4日後の未塗布部位と比較して有意に経表皮水分蒸散が抑制されており、5%グリセリン水溶液と比較しても有意に抑制されることがわかった。
また、0.5%スフィンゴ糖脂質を含む5%グリセリン水溶液塗布部位は、4日後の未塗布部位と比較して有意に角層水分量が増加されており、5%グリセリン水溶液と比較しても有意に増加されることがわかった。
化粧品成分オンラインより引用
このような検証結果が明らかにされており、スフィンゴ糖脂質にバリア機能修復作用が認められています。
毛髪強度については、2017年にキューピーによって検証結果が報告されているな。
– 毛髪引張強度試験 –
毛髪に0.2%スフィンゴ糖脂質を含むBG溶液を、プラセボとしてBG溶液をそれぞれ塗布し、未塗布の毛髪も加えそれぞれの毛髪をブリーチ処理した後に毛髪の引張強度を測定し、ブリーチ処理せず未塗布の毛髪と各毛髪を比較したところ、以下のグラフのように、
0.2%スフィンゴ糖脂質を含むBG溶液を塗布した毛髪は、他のブリーチ処理した毛髪と比較して高い引張強度を示した。
化粧品成分オンラインより引用
このような検証結果が明らかにされており、スフィンゴ糖脂質に強度改善によるヘアコンディショニング作用が認められています。
補修成分 マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル
マカダミア種子油から得られる成分だな。
髪をしっとりツヤツヤにしてくれる成分だ。
詳しくは専門サイトから見てくれよな。
マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリルは、化学構造的にマカデミアナッツ油脂肪酸とフィトステロールズで構成されたステロールエステルであり、毛髪に対する親和性が高く、高い屈折率を有するとともにしっとり感を付与することから、しっとり感の付与およびツヤの向上目的に主にトリートメント製品、アウトバストリートメント製品などに使用されています。
化粧品成分オンラインより引用
頭皮ケア成分 グリチルリチン酸2K
抗炎症作用や、皮膚刺激を緩和する作用がある成分だな。
アレルギー性皮膚炎や、肌荒れの引き金となる「ヒアルロニターゼ」の活性を阻害する作用が認められているぞ。
2016年に丸善製薬によって検証結果が報告されているぞ。
– in vitro:ヒアルロニダーゼ阻害作用 –
所定濃度のグリチルリチン酸2Kを溶解した酢酸緩衝液に、ヒアルロニダーゼ溶液を加えて反応させた後に、様々な処理を行った後に波長585nmにおける吸光度を測定し、ヒアルロニダーゼ阻害率を算出したところ、以下のグラフのように、
グリチルリチン酸2Kは、濃度依存的なヒアルロニダーゼ阻害作用を示した。
このような検証結果が明らかにされており、グリチルリチン酸2Kにヒアルロニダーゼ阻害作用が認められています。
グリチルリチン酸2Kは、抗アレルギー作用および慢性・急性の皮膚炎抑制作用を有することから医薬品の消炎点眼薬や外用薬に用いられており、配合上限内において医薬品成分として化粧品にも配合が認められているため、抗アレルギー・炎症抑制目的で様々な製品に使用されています。
化粧品成分オンラインより引用
保湿成分 加水分解ヒアルロン酸
ヒアルロン酸を加水分解して分子をちっちゃくした成分だな。
肌により浸透し、高い保湿効果が得られるぞ。
2007年にキューピーによって報告された検証結果によると、
– ヒト使用試験 –
15名の被検者(25-50歳)の前腕部に1%加水分解ヒアルロン酸(平均分子量6,000)水溶液、1%ヒアルロン酸Na(分子量140万)水溶液、蒸留水をそれぞれ1mL染み込ませたガーゼを48時間貼付し、ガーゼ除去直後、1および4日後に試験部位の皮膚水分量を測定した。
水分量の測定は、貼付直前、貼付終了直後、貼付終了1日および4日経過時に行い、被検者5名の平均数値を算出したところ、以下の表のように、
試料 角層水分量(μS) 貼付前 貼付終了
直後貼付終了
1日経過貼付終了
4日経過加水分解ヒアルロン酸 7 54 38 15 ヒアルロン酸Na 10 6 11 10 蒸留水 5 8 4 6
1%加水分解ヒアルロン酸水溶液は、1%ヒアルロン酸水溶液または蒸留水を貼付した場合と比較して、皮膚の水分量を多くかつ持続的に保持できることが確認された。
とくに、ガーゼを剥がした後においても皮膚の水分量を持続的に保持できることがわかった。
化粧品成分オンラインより引用
このような検証結果が明らかにされており、加水分解ヒアルロン酸に角層水分量増加による保湿作用が認められています。
保湿・補修成分まとめ
モイストという名に恥じない保湿に振り切った成分だな。
保湿に重点を置きながらも、きっちり頭皮ケア成分の「グリチルリチン酸2K」を配合してるところも好感が持てるな。
クセで広がる方や、乾燥毛の方なんかは使ってみる価値はあると思うぞ。
ついでにトリートメントもチェック
ベースに「シリコーン」と「カチオン界面活性剤」が含まれている。
この時点でがっつり被膜を作るトリートメントと言えるな。
要は「しっとり重ため」の質感ってことだ。
あとはシャンプーと同様、「グリセリン」や「スフィンゴ糖脂質」、「マカダミアナッツ脂肪酸フィトステリル」など、やはり保湿に振り切ったトリートメントだと言えるぞ。
実際使ってみた
香りは表記では「アップルとベリーの香り」となっているな。
シャンプーが甘ーい香りなのに対して、トリートメントのほうは爽やかなさっぱりめの香りだぞ。
仕上がり感はしっとり重ため。
やはりクセで広がる方や、ダメージ毛に向いてるな。
「1mlあたり3.34円」という価格を許容できるのであれば、試してみる価値はあると思うぞ。
注意すべき点も
このトリートメントは髪をツルツルさせるために「4級カチオン界面活性剤」が含まれている。
ダメージ毛などにはとても良い成分なのだが、皮膚には刺激のある成分なんだ。
絶対頭皮にはつけないように注意してほしいな。
背中などについた場合も、よくゆすぐようにしたいな。
【リニューアル】ボタニストモイストシャンプーまとめ
・香りはとても甘い強めの香り
・しっとり重ための洗い上がり
・洗浄成分は程よくサッパリ系
・保湿成分が豪華
・甘いニオイ、460ml/1540円という価格が許容できれば、くせ毛で広がる方、ダメージ毛の方におすすめできるシャンプー
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▼プロの目から見て【本当に良いモノ】をまとめたぞ!▼
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