【忖度なし】ウルオス(UL・OS)スカルプシャンプー 美容師が口コミレビュー&成分解析 実際40代メンズが使ってみた結果

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メンズシャンプー
この記事を書いた人
nagasaka ryuuji

美容暦25年の現役美容師
エイジングケアに特化したヘアサロン【Jamie】オーナー

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✔この記事で分かること

・結論:ウルオスはこんな人に向いている

・実際使ってみた レビュー

・成分を全力解析








結論:ウルオスはこんな人に向いている

 

 

コスパ・・・★★✩✩✩
育毛成分・・☆☆☆✩✩
洗浄成分・・★★★☆✩



コスパ
・300ml/参考価格¥1.650
1mlあたり¥約5.5円

育毛成分
・なし

オイリー肌
・スルホン酸系など脱脂力の強い成分を含む
・ただし皮膚刺激あり。敏感肌は避けたい
 
乾燥肌
・「ウルオス」と銘打っているわりには、そこそこの脱脂力がある
・抗菌作用のある成分も配合。サッパリ洗いたい人向け












実際使ってみた レビュー





レビュー1 香りは?



もう無臭に近いようなほのかな香りだ。

甘い強い香りが苦手という方にはいいかもしれないが、香りにこだわる方には向かないな。





レビュー2 泡立ちは?



泡立ちは良いよ。

さすがメンズシャンプー。

男の皮脂に負けない泡立ちだな。





レビュー3 肝心の洗いあがりは?


「ウルオス」という名前のわりにサッパリ系だ。

オイリーさんにはいいかもな。

逆に敏感肌やダメージ毛は注意が必要だ。

脱脂力が強すぎて、多少のキシみが出るな。

メントールのスーっとした使用感もあり、サッパリ洗いたいメンズ向けのシャンプーだといえるな。





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成分を全力解析





解析・・・の前に、いつものくど~い説明からな。

毎回書いてるから、当ブログの読者はサラ~っと読み飛ばしてくれよな。

まず大前提として、シャンプーの「」は洗浄成分なんだ

シャンプーは6~8割が水。2~3割が洗浄成分(界面活性剤)。あと補修・保湿などのオマケ成分だな。

この2~3割を占める洗浄成分に安価で強いものを使っていたら、どんなに素晴らしい補修・保湿成分を配合していたとしても、なんの意味もない。

毎日のシャンプーで皮脂も潤いも過剰に奪われ、どんどんダメージを負うことになるぞ。

オタク美容師としては、ちょっと高価になってしまうが、アミノ酸系の洗浄成分を強くおすすめするぞ

ちなみに成分表は、配合量の多い順に書かれているぞ




ウルオスの成分はこんなかんじだ。





有効成分:シメン-5-オールグリチルリチン酸2K

その他の成分:ラウロイルアスパラギン酸Na液ウリン酸アミドプロピルベタイン液テトラデセンスルホン酸Na液、POEヤシ油脂肪酸グリセリル、DPG、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液、塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロース、クエン酸、メントール、乳清、無水リン酸水素2Na、安息香酸塩、無水亜硫酸Na、エデト酸塩、BG、香料、精製水



※「医薬部外品」なので非常に分かりにくい成分表だが、黄色いところがシャンプーの「命」洗浄成分だぞ。

 ※医薬部外品は・・・
①有効成分とその他の成分を分けて表示
②必ずしも多い順に表示しなくてもいい
③そもそも表示名が違う
(ややこしい・・・・・)






洗浄成分1 ラウロイルアスパラギン酸Na



これはとっても良い成分。

アミノ酸系の陰イオン界面活性剤だな。

洗浄力は非常にマイルドで、皮膚刺激もほとんどない。

弱酸性で、しっとり柔らかい質感に洗い上げてくれるんだ。









洗浄成分2 ラウリン酸アミドプロピルベタイン液

 

化粧品登録では「ラウラミドプロピルベタイン」。

アミドベタイン系の両性イオン界面活性剤だ。

洗浄力はほどほどあるが、ベビーソープにも使われるくらい皮膚刺激の少ない安全な成分だぞ。








 

洗浄成分3 テトラデセンスルホン酸Na液



化粧品登録で言うところの「オレフィンスルホン酸」だな。

スルホン酸系の陰イオン界面活性剤だ。

これがかなり脱脂力が強いんだよ。

あの悪名高い「ラウレス硫酸」と同程度の脱脂力があるんだよ。

乾燥肌やアトピーの人は避けたい成分だな。

残念ながら医薬部外品なのでどの程度の配合量なのかは分かりかねるが、使ってみた感じ、なかなかのサッパリ感はあったので、やはりオイリーな方向けと言えるだろうな。








洗浄成分まとめ

「なんとも言えない洗浄成分」というのが正直な感想だ。

確かに刺激の少ない良い成分も使っているが、刺激のある成分も入っている。

脱脂力の弱いアミノ酸系洗浄成分を、強いスルホン酸系で補助するという意図はわかるが、「強いのか弱いのか」「刺激があるのか刺激がないのか」あべこべな配合に思えるな。

オイリーな人には、脱脂力は強いが低刺激な「酸性石鹸系」、乾燥肌には「アミノ酸系」というのが主流になりつつある今、「ウルオス」の洗浄成分は中途半端な印象があるな。




次にその他の成分も解析してみよう。


頭皮ケア成分1 シメン-5-オール

化粧品登録名イソプロピルフェノールだな。

殺菌作用があり、雑菌の繁殖を防いでくれるんだ。

安全性も高い成分だぞ。






イソプロピルメチルフェノールとは

①低臭、低味性 ほとんど無味、無臭です。
②低刺激、非感作性 ほとんど刺激性が無く、人臨床試験等で皮膚アレルギー性は報告されていません。
広範囲の殺菌性 各種の細菌、酵母、カビ類等にマイルドに作用します。(試験管内で広範囲の抗菌・抗真菌スペクトル(O-157、MRSA、セラチア、水虫)も有します。)

大阪化成HPより引用






頭皮ケア成分2 グリチルリチン酸2K



抗炎症作用や、皮膚刺激を緩和する作用がある成分だな。

アレルギー性皮膚炎や、肌荒れの引き金となる「ヒアルロニターゼ」の活性を阻害する作用が認められているぞ。

2016年に丸善製薬によって報告された検証結果が報告されているぞ。

グリチルリチン酸2Kは、抗アレルギー作用および慢性・急性の皮膚炎抑制作用を有することから医薬品の消炎点眼薬や外用薬に用いられており、配合上限内において医薬品成分として化粧品にも配合が認められているため、抗アレルギー・炎症抑制目的で様々な製品に使用されています。

化粧品成分オンラインより引用






成分 まとめ



そこそこいいお値段のわりに、驚くような成分は配合されていない印象だな。

洗浄成分でも書いたが、「何とも言い難い」シャンプーだよな。

マイルドな洗浄成分と、強い洗浄成分が両方配合されていたり、「ウルオス」(潤す?)と名付けておいて保湿成分はほぼ皆無(ポリクオタニウム-10くらい)。

かといってめっちゃ安いわけではない。

中途半端な印象はぬぐえないな。




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ウルオスシャンプーまとめ




・香りは無臭に近いくらい弱い

・泡立ちは良いぞ

・洗いあがりは「ウルオス」というわりに「しっとり系」ではない。

・洗浄成分は脱脂力が強いものも。

・殺菌効果、抗炎症効果のある成分を配合している。

普通~オイリー肌の、ニオイの少ないシャンプーを求めている方にはオススメできるかな…




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