【美容師が検証】パンテーンミラクルズ(カラーシャイン&リペア)シャンプー 実際ダメージ毛に使ってみた!成分解析&口コミレ&レビュー

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1.000円台の価格帯
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nagasaka ryuuji

美容暦25年の現役美容師
エイジングケアに特化したヘアサロン【Jamie】オーナー

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✔この記事で分かること

・結論:カラーシャイン&リペアのメリット・デメリット(こんな人に向いている)

・プロが実際使ってみた(レビュー)

・成分を全力解析

・トリートメントもついでにチェック




本文の前に







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本文↓

結論:カラーシャイン&リペアのメリット・デメリット



いきなり結論からいくぞ。

パンテーン カラーシャイン&リペアシャンプーのメリット・デメリットを紹介していく。

時間がない方はここだけ見てくれよな。





デメリット

・保湿・補修成分はパンテノール以外ほぼ入っていない

・なかなかのお値段(440g/¥1.540)

・甘ーい香り(メンズ・マダムには不向き)

・「カラーの退色防止」を推しているが、特別なものではなく、ただ洗浄力がちょっとソフトめなシャンプー






メリット

・甘ーい香り(好きな人にはハマるかも…)

・皮膚刺激が少なく、マイルドな洗浄成分

・完全に表面だけのごまかしだが、ポリマー配合なので手触りは良い




超平凡なシャンプー。

特に悪いところもないが、良いところもない。

洗浄成分はそれなりにマイルドだが、そこしか特筆すべきものはない。

トリートメントも併用すれば、表面的な手触りは良くなるので、香りが気に入った方などは使ってみてもいいのではないかな。

ただしお値段はそこそこするんだよな…





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実際使ってみた レビュー

レビュー1 香りは?

ありがちな甘ーい香りだ。

平凡と言えば平凡。

悪くはないよ。女子は好きなニオイじゃないかな。






レビュー2 泡立ちは?



泡立ちは良いよ。

モコモコの泡で気持ち良く洗えるな。

まあ泡立ちなんて品質にはなんも関係ないけどな。





レビュー3 肝心の使用感・洗い上がりは?



使用感はいいよ。

ポリマー配合ってのもあって、ツルツルした使用感だ。

仕上がりも悪くない。

トリートメントも併用すればかなりまとまるな。

ただ価格を加味するとお得感は感じないかな。





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成分を全力解析




全力解析!・・・の前に、いつものくど~い説明からな。

いつも書いてるので、当ブログの読者はサラ~っと読み飛ばしてくれよな。

まず大前提として、シャンプーの「命」は洗浄成分なんだ

シャンプーは6~8割が水。2~3割が洗浄成分(界面活性剤)。あと補修・保湿などのオマケ成分だな。

この2~3割を占める洗浄成分に安価で強いものを使っていたら、どんなに素晴らしい補修・保湿成分を配合していたとしても、なんの意味もない。

毎日のシャンプーで皮脂も潤いも過剰に奪われ、どんどんダメージを負うことになるぞ。

オタク美容師としては、ちょっと高価になってしまうが、アミノ酸系の洗浄成分を強くおすすめするぞ。

ちなみに成分表は、配合量の多い順に書かれているぞ。






カラーシャイン&リペアの成分はこんなかんじだ。






水、ラウラミドプロピルベタイン、ココイルイセチオン酸Na、クエン酸Na、クエン酸、香料、ポリクオタニウム-10、安息香酸Na、EDTA-4Na、パンテノールアクリレーツコポリマー、パンテニルエチル、ヒスチジン、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン





洗浄成分の解析



それではまずシャンプーの「命」、洗浄成分を細かく解説していくぞ。





メイン洗浄成分 ラウラミドプロピルベタイン


どのシャンプーにも配合されてるような、ありふれた成分ではあるが、悪いものではないよ。

洗浄力は普通くらい。

皮膚刺激は少なめで、泡立ちも良い。

ベビーソープにもよく使用されるくらい低刺激で安全な成分だ。






サブ洗浄成分 ココイルイセチオン酸Na



これはなかなか良い成分。

皮膚刺激はほとんどなく安全。

泡立ちも良い、バランスのとれた成分だな。






洗浄成分まとめ

ぱっと見驚いたのは、種類が少ないよな。

シンプルすぎるほどシンプル。

でも洗浄成分は悪くはないよ。

2つとも低刺激な成分だ。

特別良くもないけど、悪くもない…。

ただ価格を加味すると、物足りないかな?






保湿・補修成分の解析


洗浄成分は可もなく不可もなくというかんじだったな。

では保湿・補修の成分はどうだろう?

細かく解説していくぞ。







保湿成分 パンテノール



名前の由来にもなっている代名詞的成分だな。

皮膚、毛髪に浸透し、内部で「パトテン酸」に変化、持続性のある保湿効果を付与してくれるぞ。

▼詳しくは専門サイトから

頭皮において持続性の保湿効果を付与することから、抜け毛の予防やフケの低減目的で頭皮ケア製品などに使用されています。

パンテノールは、低分子の吸湿性物質であり、毛髪に浸透しパントテン酸に変化することにより持続性の保湿効果を発揮し、その結果として毛髪の損傷や枝毛の発生を抑制することから、ヘアケア製品に使用されています。

化粧品成分オンラインより引用







皮膜成分 アクリレーツコポリマー



髪表面に膜を作ってツルツルの手触りを付与してくれる成分だ。

内部を保湿・補修するような成分ではない。

完全にダメージを「ごまかす」成分だな。

アクリルポリマーとジメチルポリシロキサンからなるグラフト共重合体のイソドデカン溶解品。

揮発成分の蒸発により、耐水性・耐油性・耐擦過性・酸素透過性・化粧効果持続性に優れた皮膜を形成。皮膜形成剤である(アクリレーツ/ジメチコン)コポリマーは、アクリル樹脂とシリコーンの両方の特徴を有する。

信越シリコーンHPより引用

保湿・補修成分まとめ



本質的な保湿・補修をするという成分ではないな。

優しい洗浄成分と、表面的な皮膜で手触りを良くしましょうというものだ。

価格との兼ね合いもあって、お得感を感じるものではないかな。







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ついでにトリートメントもチェック

水、シリコーンクオタニウム-26、ステアリルアルコール、ベヘントリモニウムメトサルフェート、セタノール、香料、イソプロパノール、ベンジルアルコール、EDTA-2Na、パンテノール、ポリソルベート20、クエン酸、パンテニルエチル、ヒスチジン、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン

トリートメントもシャンプー同様、めぼしい成分が「パンテノール」のみという超どシンプルなものになっている。

よって書くこともほぼない(笑

ベース(2番目と4番目)が4級カチオン界面活性剤という、ゴリゴリの皮膜系トリートメントだ。
※カチオン界面活性剤とは、髪に吸着して皮膜を作る成分。皮膚に刺激あり!

要は、内部の保湿・補修は置いといて、とにかく表面的なツヤ感・手触りを良くしましょうというものだな。

正直、価格から鑑みるに「物足りない」よな。









カチオン界面活性剤は、皮膚に刺激がある。

ここで言う「刺激」とは、はだの細胞を変質させてしまう可能性があるという意味だ。

絶対に頭皮に付けてはいけないぞ。

あと流すときも、背中などに極力付かないように注意してくれよな。







まとめ

・ありふれた甘ーい香り

・洗浄成分は普通に良い

・保湿・補修成分は物足りない

・一時的に髪表面に皮膜を作ってごまかすシャンプー・トリートメント






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