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結論:ウルミーのメリット・デメリット
いきなり結論からいくぞ。
ulumeeシャンプーのメリット・デメリットを紹介していく。
時間がない方はここだけ見てくれよな。
デメリット
・洗浄力が強い(ダメージ毛・乾燥肌には向かない)
・甘ーい香り(大人の女性・メンズには不向き)
・なかなかのお値段(480ml/1540円 1mlあたり約4円)
・【90%以上美容成分(水を含む)】という勘違いを誘う表示(シャンプーは洗浄成分を除くと大半が「水」。水も含めて90%以上美容成分と言われてもな…)
メリット
・泡立ちが良い
・甘ーい香り(好きな人にはハマる)
・表面の皮膜でごまかす某シャンプーと違い、ちゃんと保湿・補修成分を配合している
なかなか良いシャンプーだよ。
ただ一番多く配合されてる、メイン洗浄成分が「ラウレス硫酸」と同程度の脱脂力がある強い成分なんだ。
乾燥肌・敏感肌・ハイダメージ毛には厳しいな。
逆に、普通~オイリーな方には、成分もしっかりしてるし良いと思うよ。
あとは値段との兼ね合いだな。
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実際使ってみた レビュー
レビュー1 香りは?
女子高生が好きそうな甘ーい香りだ。
好きな人にはハマるだろうが、メンズや大人の女性にはきびしいかな。
レビュー2 泡立ちは?
泡立ちはめっちゃ良いよ。
きめ細かいモコモコの泡だな。
まあ泡立ちなんて品質にはなんも関係ないけどな。
レビュー3 肝心の使用感・洗い上がりは?
ダメージ毛に使うと、ややキシみを感じるかな。
仕上がりはそこそこ良いよ。
ただ洗浄力の強さからなのか、ハイダメージ毛に使うと、パサつきが気になるな。
トリートメントとの併用ありきのシャンプーだな。
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成分を全力解析
ウルミーの成分はこんなかんじだ。
水、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、ラウラミドプロピルベタイン、グリセリン、コカミドメチルMEA、ココイルメチルタウリンNa、ポリソルベート20、香料、ポリクオタニウム-10、安息香酸Na、フェノキシエタノール、PPG-3カプリリルエーテル、ポリクオタニウム-7、EDTA-2Na、クエン酸、クエン酸Na、ツバキ種子油、BG、加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解コラーゲン、メチルパラベン、PG、アルガニアスピノサ核油、ホホバ種子油、加水分解ローヤルゼリータンパク、プロピルパラベン、加水分解ヒアルロン酸Na、クオタニウム-18、クオタニウム-33、グリシン、コレステロール、ハチミツエキス、セリン、グルタミン酸、リンゴ果実エキス、アスパラギン酸、ロイシン、アラニン、セラミドNG、リシン、アルギニン 、チロシン、フェニルアラニン、トレオニン、バリン、プロリン、イソロイシン、ヒスチジン、尿素、セラミドNP、アルギニンHCl、オルニチンHCl、リシンHCl、乳酸Na、セラミドAP、ユズ果実エキス
洗浄成分の解析
それではまずシャンプーの「命」、洗浄成分を細かく解説していくぞ。
メイン洗浄成分 オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
・一番多く配合されているメイン成分
・洗浄力が強い(ラウレス硫酸と同程度)
・泡立ちは良い
・特別危険というほどでもないが、乾燥肌・敏感肌の方は注意が必要
サブ洗浄成分 ラウラミドプロピルベタイン
・ほどほどの洗浄力
・泡立ちは良い
・皮膚刺激は少なめ
サブ洗浄成分 ココイルメチルタウリンNa
・ほどほどの洗浄力
・皮膚刺激はほとんどない
・洗浄成分でありながらしっとり感を付与
洗浄成分まとめ
全体的に脱脂力が強いよな。
乾燥肌・敏感肌の方は注意が必要だ。
どちらかというとオイリー方に向いているシャンプーだと言えるな。
保湿・補修成分の解析
洗浄成分はちょっと強いかな?というかんじだったな。
では保湿・補修の成分はどうだろう?
細かく解説していくぞ。
保湿成分 加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解コラーゲン
タンパク質を加水分解して得られる成分だな。
頭皮を保湿したり、毛髪をツヤツヤにする効果があるぞ。
2000年に花王によって検証結果が報告されているな↓
– 毛髪ツヤ評価試験 –
パーマ処理を行ったことのない20名の日本人女性毛髪10gを束ね、10%ドデシル硫酸ナトリウム水溶液で洗浄し十分にすすいだ後に0.4%加水分解ケラチン水溶液をまた対照として精製水のみをそれぞれ塗布し、温水にてすすぎ流した後にタオルドライ、ドライヤーによる乾燥、一定回数のブラッシングの手順を3回繰り返した。
コンディショニング効果については毛髪のツヤを「◎:非常に良い」「○:やや良い」「△:あまり良くない」「☓:悪い」の4段階で評価したところ、以下の表のように…
試料 ツヤ 加水分解ケラチン ◎ 精製水 ☓ 0.4%加水分解ケラチン水溶液の塗布は、毛髪のツヤを向上させる効果が確認された。
次に、一週間以内にパーマ処理を行ったことのある20名の日本人女性の頭髪を10%ドデシル硫酸ナトリウム水溶液で洗浄し十分にすすいだ後に、0.4%加水分解ケラチン水溶液をまた対照として精製水のみをそれぞれ塗布し、温水にてすすぎ流した後にタオルドライ、ドライヤーによる乾燥、一定回数のブラッシングの手順を3回繰り返した。
コンディショニング効果については毛髪のツヤを「◎:良いと答えた人が18名以上」「○:良いと答えた人が14-17名」「△:良いと答えた人が8-13名」「☓:良いと答えた人が7名以下」の4段階で評価したところ、以下の表のように…
試料 ツヤ 加水分解ケラチン ○ 精製水 ☓ 0.4%加水分解ケラチン水溶液の塗布は、毛髪のツヤを向上させる効果が確認された。
このような試験結果が明らかにされており、加水分解ケラチンにツヤ向上によるヘアコンディショニング作用が認められています。
化粧品成分オンラインより引用
エイジングケア成分 アルガニアスピノサ核油、ホホバ種子油
アルガニアスピノサ核油、別名「アルガンオイル」。
髪を柔らかく、ツルツルにしてくれる成分だ。
高い抗酸化作用※もあり、頭皮の老化も防止してくれるぞ。
※ 抗酸化作用とは…ストレスなどで発生する「活性酸素※」を除去し、体が酸化することを防ぐ作用。
※活性酸素とは…強い酸化力を持った酵素。タンパク質・DNAなどに作用し、老化の原因になる。
▼詳しくは専門サイトから
アルガニアスピノサ核油はサラッとした感触で皮膚親和性が高く、閉塞性により皮膚の水分蒸発を抑え、その結果として皮膚や毛髪に柔軟性や滑らかさを付与するエモリエント性を有していることから、各種クリーム、メイクアップ製品、ヘアケア製品、ネイル製品などに汎用されています。
化粧品成分オンラインより引用
加水分解ヒアルロン酸Na
肌により浸透するように、低分子化されたヒアルロン酸だな。
角質層の水分量を増加させる効果があるぞ。
▼2007年にキューピーによって検証結果が報告されているな。
– ヒト使用試験 –
15名の被検者(25-50歳)の前腕部に1%加水分解ヒアルロン酸(平均分子量6,000)水溶液、1%ヒアルロン酸Na(分子量140万)水溶液、蒸留水をそれぞれ1mL染み込ませたガーゼを48時間貼付し、ガーゼ除去直後、1および4日後に試験部位の皮膚水分量を測定した。
水分量の測定は、貼付直前、貼付終了直後、貼付終了1日および4日経過時に行い、被検者5名の平均数値を算出したところ、以下の表のように…
試料 角層水分量(μS) 貼付前 貼付終了
直後貼付終了
1日経過貼付終了
4日経過加水分解ヒアルロン酸 7 54 38 15 ヒアルロン酸Na 10 6 11 10 蒸留水 5 8 4 6 1%加水分解ヒアルロン酸水溶液は、1%ヒアルロン酸水溶液または蒸留水を貼付した場合と比較して、皮膚の水分量を多くかつ持続的に保持できることが確認された。
とくに、ガーゼを剥がした後においても皮膚の水分量を持続的に保持できることがわかった。
化粧品成分オンラインより引用
このような検証結果が明らかにされており、加水分解ヒアルロン酸に角層水分量増加による保湿作用が認められています。
保湿成分 ロイシン、アラニン、リシン、アルギニン 、プロリン・・・他多数
アンダーラインの部分すべてタンパク質を構成するアミノ酸だな。
角質層の水分量増加や、水分の保持が期待出来る成分達だな。
また、それぞれの成分同士の相乗効果にも注目だ。
例えば「ロイシン」は優れた水分増加効果があるが、皮膚に吸収されにくい。
しかし「アラニン」には優れた皮膚透過性が認めらている。
さらに「ロイシン」と「プロリン」を併用することで、より角質層の水分増加による保湿効果が期待出来るんだな。
▼1995年にノエビアによって検証結果が報告されているぞ。
– in vitro試験:脂質二分子膜の水分保持作用 –
細胞膜と同様の構造をした水添大豆レシチン脂質二分子膜に、種々のアミノ酸(すべてL体)を10%添加した場合の結合水量を測定したところ、以下のグラフのように…
脂質二分子膜単独での結合水量は0.3g/g lipidであったが、アミノ酸を添加した場合ではアミノ酸の種類によって結合水量は変化し、とくにプロリンの添加で著しい増加が認められた。
また、イソロイシン、ロイシンの添加においても各々0.41,0.37g/g lipidと結合水量の増加が認められた。
次に、上記試験における種々のアミノ酸を添加した場合の脂質二分子膜の閉塞性(水分蒸散抑制量)を添加から24時間後に測定したところ、以下のグラフのように…
親水性の高いプロリンを添加した場合には水分蒸散量に大きな変化は認められず、水に対する溶解性の低いメチオニン、イソロイシンの添加では水分蒸散を抑制する傾向が示され、添加したアミノ酸の水に対する親和性と閉塞性の間に相関関係が認められた。
これらの結果から、脂質二分子膜のバリア機能および水分保持能はアミノ酸の添加に大きく影響を受けることが示された。
プロリンの添加においては、脂質ラメラの結合水量は著しく増加し、閉塞性はわずかながら低下する傾向がみられ、イソロイシンおよびロイシンの添加においては、結合水量の増加とともに閉塞性の向上が認められた。
この結果をうけて、単独添加で結合水量が最大を示した15%プロリンと、10%イソロイシンまたは10%ロイシンを組み合わせて添加した場合の結合水量と水分蒸散量を測定したところ、以下のグラフのように…
プロリンと、イソロイシンまたはロイシンを混合添加することにより、著しい結合水量の増加が認められ、またプロリン単体と比較して高い水分蒸散抑制が認められた。
これらの結果から、アミノ酸の混合添加による相乗効果が示唆された。
また、これらの水分量経時変化を測定したところ、脂質二分子膜単独では塗布後3時間まで水分量は急激に減少したが、プロリンを添加すると水分減少量は40%程度抑制され、さらにプロリンと、イソロイシンまたはロイシンの混合添加においては、急激な水分減少は認められず、その後も長時間にわたって高レベルで水分量が維持された。
このような検証結果が明らかにされており、ロイシンに角質層水分量(結合水量)増加による保湿作用が認められています。
またロイシンとプロリンを併用することで角層水分量の向上および水分保持能に相乗効果が認められています。
化粧品成分オンライン
保湿・補修成分まとめ
毛髪に対する補修成分が弱いよな。
やはりトリートメントありきのシャンプーだと言える。
↓でも書くが、トリートメントは髪表面にコッテリ皮膜を作るタイプのものだ。
併用すればある程度のダメージ毛まで対応できるんじゃないかな。
⚠皮膜を作る成分【カチオン界面活性剤】は皮膚に対しては危険な成分
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ついでにトリートメントもチェック
水、グリセリン、セテアリルアルコール、ベヘントリモニウムクロリド、ジメチコン、香料、アモジメチコン、ビスセテアリルアモジメチコン、ジステアリルジモニウムクロリド、フェノキシエタノール、メチルパラベン、ポリクオタニウム-10、エチドロン酸、ヒドロキシエチルセルロース、アルギニン 、ステアルトリモニウムクロリド、イソプロパノール、ツバキ種子油、BG、乳酸、加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解コラーゲン、PG、アルガニアスピノサ核油、ホホバ種子油、加水分解ローヤルゼリータンパク、加水分解ヒアルロン酸Na、クオタニウム-18、クオタニウム-33、グリシン、コレステロール、ハチミツエキス、セリン、グルタミン酸、リンゴ果実エキス、アスパラギン酸、ロイシン、アラニン、セラミドNG、リシン、チロシン、フェニルアラニン、トレオニン、バリン、プロリン、イソロイシン、ヒスチジン、尿素、セラミドNP、アルギニンHCl、オルニチンHCl、リシンHCl、乳酸Na、セラミドAP、ユズ果実エキス
・ベースが「シリコン」と「カチオン界面活性剤」
(強力な皮膜を作る)
・重ためのトリートメント
・香りはシャンプー同様甘ーい。そして強い。
・使用感はツルッツル
一応保湿成分も入っているが、基本的には表面に皮膜を作ってごまかすタイプ
⚠「カチオン界面活性剤」は皮膚には危険な成分。頭皮につけてはいけないぞ。流すときも背中などにつかないよう注意が必要だ。
ウルミーシャンプーまとめ
・脱脂力が強い
・泡立ちは良い
・ハイダメージ毛にはパサつきが気になる
・甘くて強い香り
・保湿成分が豪華
・トリートメントはツルッツル
・トリートメントは頭皮に刺激のある成分あり
・なかなかのお値段(480ml/1540円)
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