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結論:セラティス ムーンライトスリークはこんなシャンプー
まず!これだけは先に言わせてくれ!
最近の流行なのか、また性懲りもなくパッケージに「※90%以上美容液成分」なんて書いてある。
そして下に小さく「※基剤を除く、水を含む」と書いてある。
「基剤」とは洗浄成分のこと。
シャンプーは「洗浄成分」を除くとほぼ「水」なんだよ。
「90%以上美容液成分」って大半が「水」だからな。
まあ、間違ったことは書いていないが、パッケージのイラスト見ちゃうとな…
ミスリードを誘ってるように見えてしまうよな…
話が逸れてしまったな。
セラティスムーンライトスリークはずばり!「くせ毛の方に向いているシャンプー」だ!
435ml/1540円 1mlあたり約3.5円
わりと脱脂力の強いシャンプーだな。
保湿・補修はなかなか豪華。
くせ毛・うねりが気になる方なんかには、オススメできるシャンプーだが、ちょっと値段が高いかな。
乾燥肌の方は向かないな。
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実際使ってみた レビュー
レビュー1 香りは?
香りは香水のようなあまいニオイ。
落ち着く香りだな。
俺は好きだぞ。
レビュー2 泡立ちは?
泡立ちは良いよ。
もこもこのきめ細かい泡質だ。
気持ち良く洗えるな。
レビュー3 肝心の使用感・洗い上がりは?
使用感はキシみ、ゴワつきなどはまったくないよ。
ただ↓でも解説するが、脱脂力の強い成分を使ってるだけあって、3000円台のシャンプーなどと比べるとツルツル感は劣るよな。
ハイダメージ毛・エイジング毛とかはキツいかも。
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→【感動】haruシャンプー実際使ってみた
成分を全力解析
セラティス ムーンライトスリークの成分はこんなかんじだ。
水、ラウロイルメチルアラニンNa、ラウラミドプロピルベタイン、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、グリセリン、コカミドプロピルベタイン、ココイル加水分解ケラチンK(羊毛)、バオバブ種子油、海シルト、ベントナイト、加水分解ケラチン(羊毛)、ケラチン(羊毛)、アルギニン、加水分解シルク、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAP、スフィンゴ糖脂質、γ-ドコサラクトン、月見草油、ホップエキス、ビターオレンジ花油、ポリクオタニウム-10、クオタニウム-33(羊毛)、ジステアリルジモニウムクロリド、トリイソステアリン酸PEG-120メチルグルコース、コカミドDEA、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、水添レシチン、水添リゾレシチン、コレステロール(羊毛)、セバシン酸ジエチル、ペンチレングリコール、PG、BG、塩化Na、クエン酸、クエン酸Na、EDTA-2Na、安息香酸Na、フェノキシエタノール、香料
黄色いところがシャンプーの「命」洗浄成分だな。
洗浄成分の解析
それではまずシャンプーの「命」、洗浄成分を細かく解説していくぞ。
メイン洗浄成分 ラウロイチルメチルアラニンNa
アミノ酸系の中では比較的サッパリ洗える成分。
弱酸性~中性。
肌にも優しく、コンディショニング効果も併せ持つ成分だ。
泡立ちも良い、素晴らしい洗浄成分だぞ。
サブ洗浄成分 ラウラミドプロピルベタイン
こちらもそこそこ脱脂力のある成分。
しかしベビーソープなどにも使われるくらい低刺激で安全な成分だ。
粘り気があり泡立ちも良いことから、補助的に配合しているかんじだな。
サブ洗浄成分 オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
これはオススメできない成分。
脱脂力が「ラウレス硫酸」と同じくらい、かなり強い成分だ。
配合量は少なそうなので、特別気にするほどでもないのだが、乾燥肌、アトピーの方などは避けたい成分だな。
洗浄成分まとめ
ある程度脱脂力のある成分でまとめられているな。
普通の人は気にするほどでもないが、乾燥肌の方は避けた方がいいな。
あと、手触り向上のために、よくトリートメントに使われる「4級カチオン界面活性剤」(赤ライン)が入っている。
かれがかなり肌に良くない成分なんだよ。
トリートメントは地肌につけないからいいが、シャンプーは地肌を洗うものだからな…
使ったからすぐにどうこうということはないが、肌が水分を保持する機能を破壊してしまう成分なので、使い続けることを考えたら俺は遠慮したいな。
保湿・補修成分の解析
続いて洗浄成分以外の保湿・補修成分を細かく解説していくぞ。
保湿・補修成分 ココイル加水分解ケラチンK(羊毛)
こいつは厳密にはPPT系という洗浄成分なんだが、素晴らしいコンディショニング効果があるんだよ。
保湿しつつハリコシも出してくれるんだな。
3000円台のシャンプーでよくメイン洗浄成分に使われるような高価な成分だ。
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→【LUFT】ハイダメージリペアPPT美容液シャンプー 解析&レビュー記事
2014年に成和化成によって報告された毛髪のハリコシに対するココイル加水分解ケラチンKの影響検証によると…
– ヒト使用試験 –
事前に20-60代の女性23名を対象に髪質に関するアンケート調査を行い、
髪のボリュームに関して「出したい」または「気にならない」と回答した11名の女性被検者に25%ココイル加水分解ケラチンK配合シャンプーを7日間連用してもらい、使用感についてアンケート調査を行った。その結果、70%以上の使用者が「髪質が変化した」と回答し、
「髪質が変化した」と回答した使用者のうち38%が「ボリュームアップ・ふんわり」、38%が「しっとり・まとまり」、12%が「ツヤ」、12%が「さらさら」と回答した。このような試験結果が明らかにされており、ココイル加水分解ケラチンKにしっとり感によるなめらかさ、ツヤ、ボリュームアップによるヘアコンディショニング作用が認められています。
化粧品成分オンラインより引用
頭皮ケア成分 バオバブ種子油
アオイ科植物バオバブの種子から得られる脂肪油。
頭皮の水分が蒸発するのを抑え、皮膚を柔らかくする効果のある成分だな。
バオバブ種子油は皮膚親和性が高く、閉塞性により皮膚の水分蒸発を抑え、その結果として皮膚に柔軟性や滑らかさを付与するエモリエント性を有していることから、各種クリーム、乳液、メイクアップ製品、ヘアケア製品などに使用されています。
化粧品成分オンラインより引用
頭皮ケア成分 海シルト、ベントナイト
「泥」だな。
ミネラルが豊富で、強い吸着力があるため毛穴の汚れを取ってくれるんだ。
また保湿効果もあり、髪・頭皮に潤いを与えてくれるぞ。
汚れや過剰な皮脂だけを落とすので、海シルトで洗顔すると肌がつるつるしっとりになるといわれ、洗顔料やパック、ピーリングなどに利用されています。
リカラHPより引用
また、頭皮ケアの働きもあるシャンプーやトリートメントに配合することで、頭皮環境の改善や髪の保湿効果が期待できます。
保湿成分 セラミドNG、セラミドNP、セラミドAP
みなさんご存じ、優秀な保湿成分セラミド。
プリュスオーは3種類のセラミドを配合している。
中でも注目なのが、「セラミドAP(ヒト型セラミド)」。
保水力・バリア機能が、通常の植物セラミドに比べて15倍とも言われているんだ。
ただ残念なのはAPが一番配合量が少ないところだな。
2000年に日光ケミカルズによって検証結果が発表されているぞ。
ブリーチ処理したダメージ毛にセラミドNGおよびセラミドAP配合製剤およびセラミド未配合製剤でそれぞれ処理し、引っ張り破断強度を測定したところ、以下のグラフのように…
ブリーチ処理によって低減したダメージ毛の強度は、セラミド配合製剤処理により改善した。
化粧品成分オンラインより引用
このような検証結果が明らかにされており、セラミドAPは他のセラミドと組み合わせて適用することにより、キューティクルを再疎水化するとともに毛髪強度を改善するヘアコンディショニング作用が認められています。
補修成分 スフィンゴ糖脂質
頭皮のバリア機能を修復し、毛髪の内部・表面を補修、強度を高めてくれる成分だ。
バリア機能修復については、2017年にキューピーによって検証結果が報告されている。
– ヒト使用試験 –
8名の被検者の前腕および上腕に5%ドデシル硫酸ナトリウムを塗布することによりバリア機能が低下した乾燥肌を誘発し、この乾燥部位に0.5%スフィンゴ糖脂質を含む5%グリセリン水溶液を、プラセボとして5%グリセリン水溶液をそれぞれ4日間にわたって1日2回塗布し、2日おきに角層水分量および経表皮水分蒸散量を測定したところ、以下のグラフのように…
0.5%スフィンゴ糖脂質を含む5%グリセリン水溶液塗布部位は、4日後の未塗布部位と比較して有意に経表皮水分蒸散が抑制されており、5%グリセリン水溶液と比較しても有意に抑制されることがわかった。
また、0.5%スフィンゴ糖脂質を含む5%グリセリン水溶液塗布部位は、4日後の未塗布部位と比較して有意に角層水分量が増加されており、5%グリセリン水溶液と比較しても有意に増加されることがわかった。
化粧品成分オンラインより引用
このような検証結果が明らかにされており、スフィンゴ糖脂質にバリア機能修復作用が認められています。
毛髪強度については、2017年にキューピーによって検証結果が報告されているな。
– 毛髪引張強度試験 –
毛髪に0.2%スフィンゴ糖脂質を含むBG溶液を、プラセボとしてBG溶液をそれぞれ塗布し、未塗布の毛髪も加えそれぞれの毛髪をブリーチ処理した後に毛髪の引張強度を測定し、ブリーチ処理せず未塗布の毛髪と各毛髪を比較したところ、以下のグラフのように…
0.2%スフィンゴ糖脂質を含むBG溶液を塗布した毛髪は、他のブリーチ処理した毛髪と比較して高い引張強度を示した。
化粧品成分オンラインより引用
このような検証結果が明らかにされており、スフィンゴ糖脂質に強度改善によるヘアコンディショニング作用が認められています。
補修成分 γ-ドコサラクトン(エルカラクトン)
ドライヤーやアイロンの熱に反応して、髪のアミノ基と結合。
髪を補修、クセを抑えてくれる成分だな。
くせ毛、広がる髪、ダメージ毛などには最高の成分だ。
▼詳しくは専門サイトから▼
エルカラクトンとは
植物由来(菜種)のヘアケア成分で、ドライヤー、ヘアアイロンなどの熱により毛髪と反応、結合して補修します。毛髪キューティクルのめくれ上がりを改善し、「うねり」「絡まり」「まとまらない」
日本精科より引用
「ハリコシがない」などの加齢により増加する毛髪の様々な悩みを改善します。
毛髪と結合していることで、使用直後だけではなく、シャンプー等で洗い流した後でも
これらの毛髪改善効果が持続します。
保湿・補修成分まとめ
やはりくせ毛に強い成分でまとめられている印象だな。
肌(頭皮)の保湿なども考えられている。
ダメージ毛・くせ毛の方なんかに特に有効な保湿・補修成分たちだな。
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ついでにトリートメントもチェック
水、ステアリルアルコール、ジメチコン、ベヘントリモニウムクロリド、アモジメチコン、バオバブ種子油、ホホバ種子油、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAP、スフィンゴ糖脂質、アルギニン、加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解シルク、ケラチン(羊毛)、γ-ドコサラクトン、月見草油、ロサアルバ花水、ホップエキス、コレステロール(羊毛)、クオタニウム-33(羊毛)、水添レシチン、水添リゾレシチン、ベントナイト、海シルト、BG、グリセリン、ジメチコノール、ジステアリルジモニウムクロリド、セバシン酸ジエチル、イソプロパノール、ペンチレングリコール、ヒドロキシエチルセルロース、PG、クエン酸、クエン酸Na、EDTA-2Na、フェノキシエタノール、香料
まず目立つのが赤い所(皮膜を作る成分)がベースになっているという点。
特にベヘントリモニウムクロリドは、4級カチオン界面活性剤と言って、髪に吸着して強固な皮膜を作る。
それだけくせ毛・ダメージ毛をカバーする力が強いということだ。
その他の成分はシャンプー同様かなり豪華な保湿・補修成分で構成されている。
やはり、くせ毛やダメージ毛、広がる髪などに有効なトリートメントだと言えるな。
逆に、自然なフワっと軽い質感が好きという方には向かないな。
トリートメントも実際使ってみた
香りは甘い香水みたいな香り。
どぎつきつくない落ち着いた香りなので、大人の女性にもめっちゃいいよ。
肝心の仕上がり感は、しっとり重ため。
広がる髪を抑えたい方に向いているな。
逆にボリュームがほしい、軽い質感が好きって方には向かないな。
地肌にはつけちゃダメ
上でも書いたが「4級カチオン界面活性剤」は、吸着力が強く、ダメージ毛などにとても有効なのだが、地肌にも吸着しやすく、しかも皮膚刺激が強いんだ。
絶対に地肌には付けないように使用してほしいな。
あと流すときも背中などになるべく付かないように注意してくれよな。
セラティス ムーンライトスリークシャンプーまとめ
・香りは香水のような落ち着いた甘い香り
・泡立ちはすこぶる良い
・仕上がりは多少のゴワつきが気になる程度(トリートメントとに併用で解消)
・洗浄成分は脱脂力強め
・保湿・補修成分は豪華
トリートメントとの併用で、かなりしっとり重ための質感に。
くせ毛で広がる髪やミドルダメージまでのダメージ毛には向いてるよ。
軽いサラサラな質感がお好みの人には向かないな。
あと、超敏感肌の人も注意が必要かも。
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